２人の女性（幸田さんと福田さん：仮名）がいました。

幸田さんは、○○結婚相談所で婚活を行って、素敵な男性と出会って２年前に結婚し、現在は子供にも恵まれ、幸せな生活を送っています。

一方で、福田さんは、幸田さんと同時期に△△結婚相談所に入会しましたが、今も変わらず婚活を続けています。

２人とも、現在３８歳、とても可愛らしい女性で、男性にもモテそうです。

何が違いをもたらしたのでしょう？
 

それは、○○結婚相談所独自の会員サポートにありました。

結婚相談所での婚活は、「お見合い→交際→成婚」という流れで進みます。

幸せな「成婚」に辿り着くためには、まずは「お見合い」を成立させる必要があります。

（「お見合い」と言っても、堅苦しいものではなく、１時間ほど「お茶」をするイメージです。）
 

結婚相談所の会員さんは、アプリ上で異性のプロフィールを見ることができます。

そして、気に入った方にお見合いを申し込みます。
 

例えば、太郎くんが花子さんのプロフィールを見て、花子さんのことが「いいな」と思い、花子さんにお見合いを申し込んだとします。

お見合いの成立には、太郎くんの申込みに対して、花子さんが承諾してくれることが必要です。

花子さんは、太郎くんのプロフィールを見て、興味を惹かれる部分があれば、OKしてくれるでしょう。

お見合いを成立させるためには、プロフィールの記載を如何に充実させるかという点が鍵になります。

太郎くんの立場からすると、自身のプロフィールが魅力的に記載されていれば、女性に対してお見合いを申し込んだ際にOKしてもらえる確率が高まります。

また、逆に、女性の方からお見合いが申し込まれる機会も増えます。

結果として、太郎くんは、短期間で素敵なお相手に出会って結婚できる可能性が高まります。

結婚相談所での婚活を成功させるためには、まずは、「この人に会ってみたい（この人とお見合いしてみたい）」と思ってもらえるようなプロフィールを作成することが非常に重要なのです。

プロフィールには、「自己PR」と「カウンセラーからのPR」があります。

「自己PR」は、会員さんが自ら書くものであり、「カウンセラーからのPR」は、結婚相談所のカウンセラーが書くものです。

これらのうち特に重要なのが、「カウンセラーからのPR」です。

「自己PR」は、自己紹介ですので、どうしても独りよがりになってしまいがちです。自分で書くといかにもアピールっぽくて、書くのをためらってしまうような内容もあるかもしれません。

一方、「カウンセラーからのPR」は、第三者の視点で書かれますので、これを読むことで、その会員さんの趣味や性格や結婚観を客観的に知ることができます。

そのため、「カウンセラーからのPR」は、お見合い相手を探すに当たって、とても重要な材料となります。

幸田さんのプロフィールでは、「カウンセラーからのPR」が1000文字もあり、幸田さんのお人柄がよく伝わるPRとなっていました。

これに対し、福田さんのプロフィールでは、「カウンセラーからのPR」が100文字しかなく、福田さんがどんな人なのか、よく分からないPRとなってしまっていました。

このことが、「申受数」と「OK返事数」の違いとして現れたと考えられます。

すなわち、幸田さんのプロフィールは良く出来た内容であった（○○結婚相談所のカウンセラーが「カウンセラーからのPR」を頑張って書いた）ため、幸田さんは、男性からお見合いを申し込まれることが多く、自身から男性に対してお見合いを申し込んだ際にもOKしてもらえることが多かったと言えます。

逆に、福田さんのプロフィールは残念な内容であった（△△結婚相談所のカウンセラーが「カウンセラーからのPR」を手抜きしてしまった）ため、男性からお見合いを申し込まれることが少なく、自身から男性に対してお見合いを申し込んでもお断りされることが多かったと言えます。

これにより、幸田さんは、お見合いが成立しやすく、短期間で運命の男性（旦那さん）に出会うことができました。

その結果、○○結婚相談所に入会してから１年で結婚することができたのです。

これに対し、福田さんは、お見合いがなかなか成立せず、△△結婚相談所での活動期間が長くなってしまったのです。

PATEO to PATECOでは、「カウンセラーからのPR」の作成に非常に力を入れています。

と言っても、私（カウンセラー）は、あなた（出会ったばかりの会員さん）のことをまだ何も知りません。

では、どのようにして「カウンセラーからのPR」を書くのでしょうか？

独自のカウンセリング技術と文章作成技術

PATEO to PATECOの代表カウンセラーは、異色の経歴を有しており、長年にわたって、「特許」なるものを扱う、ちょっとマニアックな業界で働いてきました。

その中で心がけてきたのが、お客さまとの面談・対話を通じて、お客さまがどのようなご意向を持っておられるのかを的確に酌み取り、お客さまのアイデアにどのような魅力があるのかを、文章にまとめることでした。

実は、このプロセスが、結婚相談所での「カウンセラーからのPR」の作成とそっくりで、これまでの経験から培ったスキルがプロフィール作成のために大いに役立っているのです。

特許業務では、お客さまがどのような特許を取りたいのかを聞いて理解し、それを文章で表現することが重要です。

一方、結婚相談所では、会員さんがどのような結婚を思い描いておられるのかを聞いて理解し、それをプロフィールに反映することが重要です。

双方とも、お客さま（会員さん）の考えを理解するためのヒアリング、血の通ったコミュニケーション、魅力を伝える文章作りがとても大切です。

実務において行うことは、両者ともカウンセラー的な業務であり、肌感覚としてかなり似通っています。